【この記事について】
本記事は、Julestrailsに掲載されたJules氏のオリジナル記事「Shoot awesome photos of your food in any restaurant – 10 easy tips for travellers」の内容および全ての画像コンテンツを元に、日本の読者向けに要約・再構成したものです。ここにある素晴らしい写真と知見は、すべて同氏の経験に基づいています。
旅先で出会った、息をのむほど美しい料理。それを写真に収めようと席を立ち上がり、完璧なアングルを探した経験は誰にでもあるはずです。インスタグラマーがやっているように簡単に見えますが、実際にはどうでしょうか?
制限されたレストランの環境で、美味しさをそのまま切り取るのは想像以上に難しいものです。ここでは、どんなレストランでも、あなたの食事を魅力的なストーリーへと変える実践的なテクニックと、その作例をご紹介します。
タイミングと光。すべてはそこから。
1. 空腹になる前に、お店に入る
オープン直後のレストランに向かいましょう。店内が空いていれば、最高の席を選ぶことができますし、スタッフも撮影に協力してくれる余裕があります(時には手のモデルになってくれることも!)。何より、あなた自身が空腹に邪魔されることなく、撮影に集中できます。
2. 光を追いかける
光は写真を傑作にも駄作にも変えます。まずは窓際や屋外のテーブルを探してください。席に着くときは、光が「あなたの横」または「被写体の後ろ(逆光・半逆光)」から当たるように座ります。これにより、料理の美しいテクスチャーが引き出されます。
背景をコントロールする。
3. 何が後ろに写るかを意識する
構図を決める際、被写体の後ろにあるものをよく確認してください。レンガの壁、コンクリート、美しいクッションなど、レストランの雰囲気を伝えつつも「邪魔にならない背景」を選びましょう。レンズの絞りを開け(f/2.8〜f/5)、背景を柔らかくぼかすのがコツです。
空間のデザインと、ストーリーを語ること。
4. お店の個性を構図に組み込む
テーブルの上の不要なもの(汚れたナプキンなど)は片付け、意味のあるものだけを再配置します。綺麗に折られたナプキン、斜めに置かれたカトラリー、可愛い塩コショウ入れなど。お店のインテリアの個性を構図に取り入れましょう。
5. 全体のストーリーを語る
料理の強烈なクローズアップは魅力的ですが、それだけでは深いストーリーは語れません。複数の料理が並んだテーブル全体のショットや、美しいインテリアなど、引いた視点でのショットを組み合わせてください。
動きを与え、命を吹き込む。
静止した料理に、アクションを取り入れましょう。スタッフにお願いしたり、自分自身でフォークを持ち上げたり。シャッタースピードを速くしてブレを防ぐのがポイントです。
魔法のツールは、テーブルの上にある。
注文が終わっても、メニュー表は手元に残しておきましょう。「もう一つ貸していただけますか?」とお願いするのも良いアイデアです。これは、レストラン撮影における最強のポータブル機材になります。
メニュー表は、光を操る魔法のツールになる。
ミックス光を防ぐ「屋根」として
レストランの天井から降り注ぐ黄色いスポットライトと、窓からの青みがかった自然光。これらが混ざると不自然な影や色かぶりが発生します。メニュー表を料理の上に掲げ、天井からの不要な光をブロックしてください。
影を消す「レフ板」として
窓からの光が弱いときは、メニュー表の「白いページ」を開いて光源の反対側に立ててみましょう。光が反射し、暗く落ちた料理の影をふわりと明るくしてくれます。ガイドブックなどでも代用可能です。
最後の仕上げ。色の記憶を正確に。
レストランの照明は複雑です。最後の仕上げはLightroomなどの編集アプリで行います。最も重要なのは「ホワイトバランス」の調整です。写真の中の「白いお皿」などが青や黄色に寄らず、正確な「白」になるように調整してください。
あなたの体験を楽しむこと。
レストランでの撮影は、時間や機材に制限があり挑戦の連続です。しかし、最も重要なのは、その体験自体を楽しむことです。試行錯誤して最高の1枚を撮り終えた後に食べる料理は、きっといつも以上に美味しく感じるはずです。
【出典・引用元】
本記事の解説および使用画像は、すべて以下のオリジナル記事の要約・引用です。
Julestrails – Shoot awesome photos of your food in any restaurant – 10 easy tips for travellers
